2016年1月3日日曜日

桂歌丸 『竹の水仙』

桂歌丸 『竹の水仙』
京都から江戸に来た甚五郎が、神奈川県の宿に連泊を開始する。
身なりも「政宗」つまりすぐに切れそうなボロに身を包んでおり、酒ばかり飲んで日々を過ごしているために、宿屋の主人、大黒屋金兵衛が代金のことを問い詰めていくと、一文無しだということがわかる。
そんな中でも甚五郎は立場を改めず、上段より物言いをする。
「この竹で作った水仙に水を欠かさ表の一番目立つところに出しておけ」
と言われ、人のいい主人はそのようにしていると、お殿様一行の目に止まり300両で売れてしまった。
これに驚いた主人は「神奈川中の竹を全て買い取るから、もっと沢山花をこしらえてほしい」というと、甚五郎は「竹に花を咲かせたら寿命が縮む」という。

サゲは竹は百年程度生きるのだが、枯れる前に花を咲かせその命を終わらせるということからきている。


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